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【育児書レビュー】母も惚れるいい息子が手に入る、息子のトリセツ

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こんにちは!スイス暮らしのArpakaです。

今回は育児書のレビューです。

この本がめちゃくちゃ面白い。

その育児書とは、

脳科学・人工知能(AI)の研究者であり一児の母である

黒川伊保子さんが書いた「息子のトリセツ」です。

タイトルからして、男の子のママなら飛びつきそうな題名だけど、

キャッチコピーも奇抜。

母も惚れるいい男、手に入ります

この文章、かなりインパクトありますよね。

息子をいい男にするなんて、考えもしなかった。

目次

本の感想

さて、先にこの本を読んだ感想を話すと、

我が家の8歳男児、

今まで私が育児で悩んでいた息子の行動の謎が解けた!

という感じ、読み終えた頃にはなんだか気持ちもスッキリとしていました。

もっと早くにこの本に出会っていたかったとも思いましたが、

今だからこそ、あの頃の息子を理解してあげられるんだとも思いました。

後半は少しばかり母として涙が出てしまった部分もあり、

母親としての愛情がたっぷりと書かれた一冊だなと思います。

育児に悩むママにもおすすめ

どんなところがおすすめなのか、

私なりに4つのポイントにまとめてみました。

まず、

1. 男女の脳に違いは無い

脳科学研究者の著者が書いた本と言うことで、

男女の脳には構造的に違う部分があるものかと思いがちですが、

実はそうでは無いそうなんです。

男女とも脳のスペック(機能)は同じだけれども、

とっさの判断での、男女の脳の使い方(回路)に違いがあるそうなんです。

2. 愛情貯金

愛情が貯金できるなんて、今まで子育てしてきて初めて聞きました。

数年前の私自身に聞かせてあげたい言葉。
「あなたの子への愛情は、子どもに貯金できるのよ〜」と。

どう言う意味なのかと言うと、

あたなが注いだ愛情は、お子さんが大きくなった時に自分へ帰ってくる愛情。

それが愛情貯金

いろいろな育児方法がある中で、

抱き癖がつくからなるべく抱かない方が良いとされたかつての育児法、

あるいは今でも残っている育児法、

著者は赤ちゃんが泣き止むまで待つと言う行為を、

人生最初の諦めと言っている。

確かにそういう考えもありますよね。

諦めて泣き止む、それって人生での最初の諦めのかもしれない。

3.惚れる男に育てる方法

惚れるいい男って、息子ですよ?ってツッコミ入れたくなるような言葉ですよね。

でも、この言葉よく考えてみると

すごく良いなと思ったんです。

著者の求めた「母も惚れるいい息子」とは、

世間で言う「いい子」ではなく

失敗にタフな人間

失敗を恐れない人間って、

確かに本当の意味で強い人間だなと私も共感します。

4.食生活も大いに影響を与える

そして、食生活も大きな影響を与えるのだそう。

甘い朝食は、人生を奪う!

このサブタイトルにハッとさせられたのは私だけだろうか。

日本人ながら、スイスで食べる朝食はトーストにジャムが多いので、

息子もトーストにジャムという組み合わせが定番、

甘い朝食ばかりでした。

時々、お味噌汁にご飯を出すと意外とよく食べてくれるのですが、

やはり朝のパンは簡単かつ素早く用意できるので、

つい多く出してたんですよね。

甘い朝食がダメな理由は、

朝イチで甘いものを食べると血糖値が跳ね上がってしまうため。

そうすると、食べた直後は元気でも学校生活に支障をきたす可能性があるのです。

血糖値の上昇には気をつけないといけないね。
朝食のパンは毎日ではなく、和食も交互に出していこう。

まとめ

息子のトリセツを読み始めたときは、

こんな風に育てては息子さんがマザコンになるのではないか?とも思ったほど

母の愛情たっぷりで、私の育児と比べてしまいました。

しかし、脳科学者が男女の脳の使い方について説明してくれる点が、

すごくしっくり来て、ママのなんでうちの息子は遅いの?や、

ボーっっとしているの?などの理由が明確になり、

読み終えた後はスッキリとした気分になりました。

もしあなたが、男の子の育児で悩んでいるなら、

ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

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